海外駐在員の英語力はどのくらい必要?赴任前にしておくべき勉強法とは

海外駐在員の英語力はどのくらい必要?赴任前の勉強法と注意点 伝わる英語を話すには?
海外駐在員の英語力はどのくらい必要?赴任前の勉強法と注意点

海外駐在の英語力はどのくらい必要か気になりますよね?
TOEICなどの点数だけはなかなか測れないですね。
この記事ではアメリカ駐在6年の筆者が海外駐在開始後に必要な英語力と、
赴任前に実践した英語の勉強法お伝えします。
また、駐在期間6年間振り返って、もっとこうしておけばよかったという点もお伝えします。

この記事は海外赴任前の7年前の僕に向けて書いています。
現地赴任してしばらくは英語で結構苦労したので、
これから海外駐在員を目指す方や海外赴任して英語を伸ばしたい方のお役に立ちます。

海外駐在員の英語力はどのくらい必要なのか?赴任前の最低ライン

海外駐在を目指す人
海外駐在を目指す人

海外駐在員の英語力はどのくらい必要ですか?

ダッシュ
ダッシュ

TOEICなどで足切りをしている会社もありますが、
正直TOEICの点数だけでは判断できません。
まずは駐在開始時の目安からみていきましょう。

駐在開始時には日常会話が最低ライン

厳しいことを言うようですが、現地の言葉で日常会話ができない人は駐在してはダメです。
カタコトでもかまいませんので、自分の言いたいことが相手に言えるようにはなってから行きましょう。

最低ラインとしてどのくらい話せれば良いかというと、

自分の生活のセットアップができるぐらい。

です。

自分の生活のセットアップは自分でできる

駐在開始時の自分の生活のセットアップは

・携帯の契約
・家を借りる
・水道、電気、ガスの契約
・家にwifiを引く
・ソーシャルセキュリティ番号を取得する
・免許を取る
・車を買う

というようなことです。

日常会話に必要な英語表現

日常会話に必要な英語表現としては

海外旅行した時に困らないぐらい。

・どこへいきたい
・何がしたい
・何が食べたい
・いくらなのか聞く
・値引きする
・何かをお願いする
・同意した、しない。

英語で言えますか?

これらが言えるぐらいにはなっておきましょう。

大人として最低限の英語表現(失礼な言い方をしない方法。実は簡単です)

大人として最低限の英語表現(失礼な言い方をしない方法。実は簡単です)

細かいことですが、大人として、失礼な言い回しにならないために大切な、
丁寧な表現は、実は簡単です。使いこなせるようになって下さい。

大人なので、〇〇したい、自分がしたいことを言う時は
I want to—
はやめましょう。
I’d like to —
を使います。これだけで、丁寧語に聞こえます。

もう一つ、何かをお願いしたい時は
Please —
はやめましょう。

Pleaseは若干命令に近いニュアンス「〇〇してください」という感じになります。

「電話してくださいって」言われたら、イラッときますよね。
ほぼ命令です。

代わりに、
Could you —
を使います。
May I have とか Can I haveも大丈夫ですが、Could you 動詞がより丁寧です。

日本だと、部下に対して「これやっといて」命令口調で言うことがありますが、
海外では上司も部下も「同じ人間」です。

発音は超重要。カタカナ英語では伝わらないので海外赴任前には直しておく

英語の発音も、ものすごく重要です。
日本人は何年間も勉強しているのに話せないのは、カタカナ英語で勉強しているからです。ジャパグリッシュと呼ばれることもありますね。
カタカナでいくら話しても、通じません。(長期間一緒に仕事をしていくと、相手が慣れて聞き取れるようになることはあります)

カタカナ英語から脱出するには
・Phonics(フォニックス)で発音できるようになること
・耳コピで聞いたものを同じように発音する癖をつけること
で直ります。
残念ながら、これができない人はカタカナ英語からは脱出できません。

大人のPhonicsの動画でくわしく解説されています。

こちらはちょっと緩い感じですが、とてもわかりやすいです。

TOEIC700点でも英語を話せない人もいる

TOEIC700点でも英語を話せない人は話せない

TOEICで700点というと結構英語ができるイメージですよね。

日本からTOEIC700点のインターンを受け入れたことがありましたが、
TOEIC700点レベルでもあまり話せないという人多いですよね。

日本人は特に高学歴の人は読むことはよくできますね。
中学、高校、大学と英語を8年〜10年の勉強+受験のたまものです。

ですが、いざスピーキングとなると、全然言葉が出てきません。

逆に、TOEIC600点ぐらいあると、話せなくてもメールなどのやりとりはできますね。
読み書きができると言う観点では600点が目安になると思います。

海外赴任前の英語の勉強法【短時間で上達するには】

海外赴任前の英語の勉強法【短時間で上達するには】

できれば海外赴任が決まる前から準備はしておくべきですが、
短時間で勉強するなら、
・スタディサプリTOEIC
・オンライン英会話スクール
の併用がおすすめです。

独学で勉強するよりもスピードが上がります。

短期間でTOEICの点数を上げたい場合

赴任前にTOEICテストの点数がある程度ないと候補に名前が上がらないということもあります。
短期間でTOEICの点数を上げたい場合は、下記の記事をどうぞ。
スタディサプリTOEICを使用した勉強法についてまとめています。

スタディサプリTOEICの勉強法【3ヶ月で100点アップ】

月々お金はかかりますが、十分回収できる価値があります。
7日間無料お試しができるので、一度使ってみてから判断してみるのもアリですね。

オンライン英会話スクールを選ぶ

赴任前に英会話のトレーニングをするなら、オンライン英会話スクールがおすすめです。
日本人ではなく外国人の先生が英語で教えてくれるスクールがおすすめです。
英語を話す環境を作ることで、話せるようになるスピードが上がります。

無料体験ができて外国人講師が教えてくれるオンライン英会話スクールは下記です。
無料なので、いくつか受けてみてそれから選んでも大丈夫です。

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駐在員に必要な英語力 エリアによる違い(アメリカ)

駐在員に必要な英語力は国やエリアによって少し違ってきます。
ここではアメリカの西海岸と東海岸で比較しています。

カリフォルニアなどアメリカ西海岸

カリフォルニアなどアメリカ西海岸

僕が住んでいるのは西海岸のカリフォルニア州です。
白人、アジア系、ラティーノと様々な人種が入り混じっています。
移民が多いので、英語の発音などに関しては比較的寛容です。

気候もよく、住みやすいです。
カタカナ英語でも聞いてはくれますが、伝わりません。
赴任前にカタカナ英語からは脱出しておきましょう。

ニューヨーク(アメリカ東海岸)

ニューヨーク(アメリカ東海岸)

ニューヨークなど東海岸は西海岸よりも英語に対して厳しい印象です。
イギリスやヨーロッパの影響を受けているので、アジア人に対するあたりも少しきつめの印象です。

とくにカタカナ英語は聞いてくれません
最初は恥ずかしいかもしれませんが、英語の発音ができるようになっておきましょう。

海外駐在の家族の英語力について

海外駐在の家族の英語力について

駐在員の家族の必要な英語力は、年齢によっても差があります。
日本にいる間に基本的なことができるようになっていると、来てからがスムーズになります。

海外駐在員の子供の英語力(赴任前の英語上達法)

海外駐在員の子供の英語力(赴任前の英語上達法)

子供は1年も住んでたら勝手に英語ができるようになる」は幻想です。
現地に行ってからも努力が必要です。

ただ、確かに大人よりは英語の上達は早いですし、特にスピーキングでは発音もめちゃくちゃキレイになります。

赴任前の準備としては下記がおすすめです。
・フォニックスで発音の基礎(聴ける、言える)を身につける
・基本的な英会話表現(I am 〜、I have 〜、疑問文Do you have, 過去、未来など)

これができる状態になっておくと、楽です。
ウチの子供たちは英会話スクールに少し通いましたが、
アメリカに来てからフォニックスを勉強しました。
来る前にやっておけば時間短縮できたなぁと感じました。

子供向けのフォニックス学習におすすめの動画

小学生以上だとこちらのチャンネルがわかりやすいです。
最初から順番に見ていくだけでフォニックスが身につきます。
(中学生や大人にも効果あり)
古い順に見ていくと、体系的に学びつつ、だんだんレベルが上がってきます。

幼児向けだとこちら。歌って楽しく学べます。

ABCフォニックスの歌

海外駐在員の奥様(駐妻)の英語力(赴任前の英語上達法)

海外駐在員の奥様(駐妻)の英語力(赴任前の英語上達法)

駐在員の奥さま(駐妻)は、お子さんと一緒に勉強することをおすすめします。

赴任前までに

・一人で買い物ができる
・スタバやレストランで注文ができる
・日常会話が少しできる

ぐらいになっておくと、楽です。

フォニックスと基本的な英会話表現が身についていると良いですね。

日常会話でよく使う英語のフレーズや最低限の文法など初心者向けに解説してくれています。

余裕があればオンライン英会話スクールを使ってみるのも良いですね。
英語を話す環境を作ることで少しずつ話せるようになります。

海外駐在員の英語力はどのくらい必要?赴任前の勉強法と注意点まとめ

海外駐在員の英語力はどのくらい必要?赴任前の勉強法と注意点まとめ

このページでは、海外駐在員の英語力を赴任前にどう高めておくべきかというテーマでお話ししました。

ポイントをまとめておきます。

海外駐在員の英語力はどのくらい必要か?
・日常会話は最低ラインです
・大人として最低限の表現はできるようになっておこう
・カタカナ英語から脱出
・話す練習をしていないと、TOEIC700点でも話せません

赴任前の英語の勉強法
・TOEICの点数を上げる
・オンライン英会話スクールを選ぶときのポイント

エリアによる違い
・西海岸は比較的優しい
・東海岸は結構厳しい

海外駐在員の家族の英語力 赴任前の準備
・子供の英語力はフォニックス
・奥さんの英語力は海外旅行レベルがあると楽

以上でした。

英会話は最初は言葉がなかなか出てきませんが、
文法が多少間違ってもいいので話すというぐらいの気持ちで大丈夫です。
あまり構えずに、自分の知っている単語の範囲内で話すようにしていくのが近道です。

日本人ではなく外国人の先生が英語で教えてくれるスクールがおすすめです。

少しでも英語を話す環境を作っておくことが近道です。

無料体験ができて外国人講師が教えてくれるオンライン英会話スクールは下記です。
お試しは無料なので、いくつか受けてみてそれから選んでも大丈夫です。

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