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海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】

海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】 海外赴任・駐在員便利帳

海外駐在はメリットがありますが、デメリットもあります。
この記事ではアメリカに6年間駐在した経験をもとに、赴任前に知っておくべき海外駐在のデメリットを7つご紹介します。
行ってから、こんなはずじゃなかった。。。とならないためにも、現実を知っておきましょう。
この記事を読むと、海外駐在の現実(多くの方が感じる「海外赴任あるある」)がわかります。

海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】

海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】
海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】

海外転勤のデメリット7選は以下です。
・言語や文化の壁を感じて精神的に仕事がきつい
・日本との違いを楽しめない人はつらい
・日本側が現地の状況が理解できず、大変
・期間が決まっていないと困る
・物価が高い国だとお金が貯まりにくい
・治安が悪い
・日本に帰任したくなくなる

順番に見ていきましょう。

言語や文化の壁を感じて精神的に仕事がきつい

言語や文化の壁を感じて精神的に仕事がきつい

駐在が始まると、現地の従業員との距離感、言葉が通じないこと、文化の違いなどでうまくいかない時期が必ずあります。
最初の一年ぐらいは慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

日本の常識は世界の非常識と言われるほど、文化の違いは大きいです。

例えば、
・時間を守らない
・勝手に決めたり、ルールを変えてしまう
・仕事が残っていても定時になったら帰る
・隣の人が困っていても助けようとしない
・ジョブディスクリプションに書いていないことはしない
・背中を見せてもついてこない
・責任を保とうとしない
・「わかった」と言ったのに、全然わかってない
・発言しない人はいないのと同じ

ということが毎日発生します。
駐在員が現地の従業員に対して「こいつらはダメだ」と言い始めると危険信号です。

仕事も生活も、日本との違いを楽しめない人はつらい

楽しめない人はつらい

日本との違いを楽しめない人はつらいだけの海外駐在になってしまいます。

業者も指定した日時に連絡なしで来ないというようなこともざらです。
電話すると、
「今日はいけなくなった、明日からバケーションなので2週間後にいく
と、日本では考えられないようなことがよく起こります。

日本だと部下に「やっといてね」といえば、仕事は進みますが、
外国では「なぜそうするのか」を明確に説明しないと動きません。

僕も最初はイライラしたり、がっかりしたり、驚いたりすることが多かったですが、どうすれば動いてくれるか、試行錯誤しました。

・どうわかったのか自分の口で言わせる
・困ったら遠慮せずに相談するように伝える
・期日を切って、途中で中間チェックを入れる
・中間チェックで期日どおりにできなさそうなら、期日を変更させる
・期日どおりにできたらほめる

日本側が現地の状況が理解できず、大変

日本側が現地の様子や商習慣などがわからない場合は、日本側からの問い合わせの対応に追われて大変になります。

・なんで?どうしてこうなってるの?と細かいことをメールでしつこく聞いてくる
・時差があるのに日本の都合で夜に打ち合わせを入れてくる
・現地のことがわかっていないのにとんちんかんな指示やアドバイスをしてくる
・同じような問い合わせを複数の部門が聞いてくる

など、特に日本側に海外経験者がいない会社は、現地駐在員にしわ寄せが来ます。
現地で会社の立ち上げからだったので、最初の1年は問い合わせ地獄でちょっと心が病みかけましたが、このままではつぶれると感じたので、「これ以上はムリ、こちらにも寄り添って欲しい」と言うようにしたところ、あまり言ってこなくなりました。

期間が決まっていないと人生設計に困る

期間が決まっていないと困る

すでに海外進出をして何度も駐在員を送り込んでいる会社は駐在期間をおおよそ決めて派遣することが多いです。
3年から5年という会社が多いです。

ただし、海外事業を始めて間もない会社の場合、駐在期間が決まっていない場合があります。
わたしも駐在期間は決まっておらず、6年目で帰国しましたが、直前まで決まりませんでした。

期間が決まっていないと子供の学校や家族の帰国の時期などで悩むことになります。
アメリカは高校までは義務教育のため公立の現地校は学費はかかりませんが、
大学は年400万円というような信じられない金額の学費がかかります。

アメリカの大学には通わせられないので、大学受験のタイミングまで現地に住むのか、高校受験の時に日本に返した方がよいかで迷いました

中途半端な時期に帰国命令が出てしまったら、高校に編入することになり、選択肢が狭くなってしまうと考え、高校受験のタイミングで帰国させることにしました。

物価が高い国だとお金が貯まりにくい

物価が高い国だとお金が貯まりにくい

昔は海外駐在員はものすごくお金になるという時代もあったようですが、
デフレが長く続いている間に日本は「安い国」になってしまいました。
アメリカは物価も高いので、
日本と同じような生活(日系スーパーで日本の食材を買うなど)
をしていると、出費がかさみます。

また、こどもの習い事や英語のチューター、塾などに通わせようとすると、
1ヶ月数百-千ドルかかり、かなり高くつきます。

どの国も日本よりは治安が悪い

どの国も日本よりは治安が悪い

日本は異常に治安の良い国なので、感覚がマヒしてしまいますが、
海外は同じ国でもエリアによって大きく違います。

中学や高校でマリ○ァナ
銃乱射事件
黒人差別デモが暴徒化

などなど、日本では考えられないような事件が起こるリスクがあります。

日本に帰任したくなくなる

海外駐在に慣れてくると逆に日本での仕事が窮屈に感じてしまう場合があります。

現地で裁量権を持って仕事をしていくと、日本に帰ってから日本のスタイルで仕事をすることにストレスを感じます。(私も実際そうです)

・意思決定のための根回しや調整
・何も決まらない会議
・誰が決定権者かわからない

帰任してから仕事がつまらなく感じたり、「なんでこんなことやってんだろう?」と腹が立ったりします。

海外からの帰任後、転職したり独立する人が多いのは、
仕事に対する違和感や、閉塞感もありますが、選択肢が広がるという点も大きいです。

海外駐在のメリットは?

海外駐在員になるメリットは、いろいろあります。
個人的にはデメリットよりもメリットの方が圧倒的に大きいと感じています。

主要なものは以下の7つです。

・出世(昇給、昇格)しやすくなる
・給与や手当てが増える
・スキルが向上する
・裁量権が大きくなりやりがいが増す
・語学が身につきやすい
・家族帯同で子供を連れて行けると、語学が身に付きやすい
・子供の反抗期が少ない

海外赴任のメリットについては
海外駐在のメリット7つ【自分にも家族にもプラスになります】
の記事で詳しく解説しています。

海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】まとめ

海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】まとめ

この記事では海外転勤のデメリット7選をご紹介しました。

・言語や文化の壁を感じて精神的に仕事がきつい
・日本との違いを楽しめない人はつらい
・日本側が現地の状況が理解できず、大変
・期間が決まっていないと困る
・物価が高い国だとお金が貯まりにくい
・治安が悪い
・日本に帰任したくなくなる

会社の海外に対する理解が高いかどうかによっても駐在員の負荷は変わってきます。
何十年も海外拠点に駐在員を置いているような会社の場合は現地にいる駐在員の気持ちをわかってくれる人が日本側にいるので大丈夫ですが、
海外経験のない人ばかりの会社だと、理解が進むまでの間、最初はかなり苦労します。

とはいえ、デメリットばかりではなく、メリットもたくさんあります。

海外赴任のメリットについては
海外駐在のメリット7つ【自分にも家族にもプラスになります】
の記事で詳しく解説しています。

海外に向いているかどうかもデメリットにかなり影響します。
海外に向いている人、向いていない人の特徴は別の記事でご紹介します。

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