海外駐在員になるメリットはたくさんあります。
私は家族帯同でアメリカに6年間駐在しましたが、この経験はプライスレスでした。
この記事では海外駐在員になるメリットを7つご紹介します。
大変なこともありますが、乗り越えると自分にも家族にもプラスになります。
海外駐在のメリット7つ【自分にも家族にもプラスになります】
![海外駐在のメリット7つ【自分にも家族にもプラスになります】](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/horseshoe-bend-1908283_640.jpg)
海外駐在の主なメリットは以下の7つです。
・出世(昇給、昇格)やキャリアアップになる
・給与や手当てが増える
・スキルが向上する
・裁量権が大きくなりやりがいを感じる
・語学が身につきやすい
・家族帯同で子供を連れて行けると、語学が身に付きやすい
・子供の反抗期がない(少ない)
出世やキャリアアップになる
![出世やキャリアアップになる](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/escalator-769790_640.jpg)
現地で結果が出せると出世しやすくなります。
その会社での海外事業の位置付けにもよりますが、現地で昇格し、帰国時により良いポジションで戻るというケースも多いですね。
海外駐在後、また別の国へ駐在するというケースもあります。
日本では海外で戦える人材は希少ですので、独立したり、キャリアアップにも有効です。
海外から帰国してから、海外での経験を生かして転職する人も多いです。
積極的に行動すれば人脈もできます。
給与や手当てが増える
![給与や手当てが増える](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/money-1428594_640.jpg)
海外での給与や駐在手当ては会社によりますが、
税金や家賃は会社が負担してくれるケースが多く、メリットがあります。
会社によってもいろいろですが、
・税金(所得税)負担(グロスアップ)
・家賃(全額または一部)
・子供の日本語教育にかかる費用
・一時帰国のチケット代
・海外赴任手当
などが、日本の給与に上乗せされたり、会社が負担してくれる場合があります。
ただし、アメリカなどの先進国は物価も高いので、手当て分はほぼ食費や子供の習い事で消えてしまうことになります。
日本に帰任したらなかなか行けないので、
「せっかくだから駐在している間に旅行に行こう!」となり、
家族でたくさん旅行に行きました。
お金はかかりましたが思い出がたくさんできました。
仕事のスキルが向上する
![仕事のスキルが向上する](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/skills-3371153_640.jpg)
駐在の場合、現地法人は日本本体よりも小さい組織になるため、
駐在員の業務の幅は大幅に広がる場合が多いです。
このため、日本では経験しなかったような仕事や案件がたくさん発生します。
・組織を動かす
・方針を決める
・人事制度を作る
・ジョブディスクリプションを考える
・部下のモチベーションを維持しつつ給与の査定をする
・業者との交渉をして、契約書にサインをする
・大きな判断をする
・不正が起こらないように仕組みを作る
あげればキリがありませんが、力は相当つきます。
このため、ヘッドハンティング会社から声がかかったりするようになります。
裁量権が大きくなるのでやりがいが増す
![裁量権が大きくなる](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/decision-5291766_640.jpg)
日本にいた時よりもポジションが上がることが多く、現地法人の責任者クラスになると、会社全体を動かす判断を自分でするようになるので、決裁権限や裁量が大きくなります。
逆に権限を持たせてもらえないと、いちいち日本側にお伺いを立てなくてはいけなくなり、判断が遅れ、ものごとが進まないという事態におちいります。
仕事は忙しかったですが、時間の自由も作れるようになるので、休みを取って旅行に行ったり、家族と毎日夕食をとり、休日には趣味に没頭することができました。
語学が身につきやすい
![語学が身につきやすい](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/friends-1209740_640-1.jpg)
語学は必死で伝えようとするうちに徐々にできるようになっていきます。
ただし、相当な努力が必要です。
「1年も住んでたらペラペラになるでしょう?」というのは幻想です。
何人も駐在員をみてきましたが、語学が全く身につかない人も中にはいます。
海外での英語の上達については
海外駐在員の英語の上達方法とは?赴任後6年間の英語力の変化
の記事でくわしく紹介しています。
家族帯同で子供を連れて行けると、語学が身に付く
![家族帯同で子供を連れて行けると、語学が身に付く](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/people-763156_640-2.jpg)
家族帯同の場合でお子さんをつれていけると、語学が身につきやすいです。
ただし、日本語で授業が受けられる日本人学校に入れてしまうとあまり身につきません。
全日制の日本人学校がないエリアに住んでいたので、
こどもは現地校に通わせていました。
ただし、毎日英語で授業が行われますので、最初の数ヶ月はほぼ「意味わかんない」という状態になります。
宿題もたくさん出るので、親も必死で教えたり、一緒に考えたりという苦労があります。
子供の反抗期の反抗が軽減する
![子供の反抗期の反抗が軽減する](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/beach-1867271_640-1.jpg)
思春期の子供は反抗期を迎えますが、海外赴任している子供は反抗期の反抗が少なくなる傾向にあり、ウチはとても楽でした。
中にはものすごく反抗するタイプの子も周りにはいましたが、とても少なかったです。
海外で子供の反抗が軽減する理由として考えられるのは
・親のサポートがないと子供は生活できない→親に感謝する気持ちが強くなる
・家族と過ごし、向かい合う時間が増える
・周りにもスレた子が少ない
が挙げられます。
アメリカは13歳未満の子供をひとりで家に置いて親が出かけると「虐待」になってしまうので、いつも一緒に行動します。
子供同士で遊ぶ時も、親が近くにいます。
子供と触れ合う時間が増えるので、親との関係が強くなります。
周りにもスレた子が少ないので、素直に育ちました。
小学校から中学校ぐらいでは日本の同年代の子よりも少し幼い感じにはなりますが、年齢が上がってくると差はなくなります。
海外赴任のデメリット
![海外駐在のデメリット](https://lapislabo.com/wp-content/uploads/2020/07/76716_s.jpg)
海外駐在はメリットがたくさんありますが、デメリットもあります。
トータルではメリットの方が圧倒的に大きいと感じています。
海外赴任のデメリットは
・言語や文化の壁を感じて精神的に仕事がきつい
・楽しめない人はつらい
・日本側が現地の状況が理解できず、大変
・期間が決まっていないと人生設計に困る
・物価が高い国だとお金が貯まりにくい
・治安が悪い
・日本に帰任したくなくなる
です。
海外赴任のデメリットについては
海外駐在のデメリット7選【赴任前に知っておくべき海外転勤の現実】
の記事で詳しく解説します。
海外駐在のメリット7つ【自分にも家族にもプラスになります】まとめ
![](https://work-abroad.lapislabo.com/wp-content/uploads/2021/09/city-1031706_640.jpg)
海外駐在のメリットを7つご紹介しました。
・出世(昇給、昇格)やキャリアアップになる
・給与や手当てが増える
・スキルが向上する
・裁量権が大きくなる
・語学が身につきやすい
・家族帯同で子供を連れて行けると、語学が身に付きやすい
・子供の反抗期がない(少ない)
海外に向いている人にとっては海外駐在はメリットが大きいです。
日本との違いが大きく、最初は大変ですし、デメリットもありますが、私はメリットが圧倒的に上回りました。
逆に、海外に向いていない人にとっては苦痛になる場合があります。
海外赴任に向いている人、向いていない人の特徴は別の記事でご紹介します。
海外駐在員をめざしたい人は
海外駐在員になるには?【海外赴任する方法2つと赴任前に知っておくべきこと6つ】
の記事もあわせてどうぞ。
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